KAPWANI KIWANGA
カプワニ・キワンガ

Estuary
1978年ハミルトン(CA)生まれ。2002年マギル大学(モントリオール)にて人類学と比較宗教学の学位を修めた。Sobey Art Award(2018年)、Marcel Duchamp Prize(2020年)、Zurich Art Prize(2022年)などを受賞し、2024年には第60回ヴェネチア・ビエンナーレでカナダ館代表アーティストを務めたほか、2025年にはJoan Miró賞にノミネートされた。キワンガは作品によって現代社会における権力の非対称性を生じせしめる構造的な問題に関るさまざまなアーカイヴを掘り下げていく。綿密なリサーチに支えられつつも事実とフィクションを巧みに織り交ぜたキワンガのナラティヴによって、疎外され、抑圧され、忘却され続けてきた人々の歴史を今一度掘り返し、社会に向けて問う。彫刻、ミクストメディア・インスタレーション、パフォーマンスなど幅広い作品形態で表現している。