OSCAR MURILLO
オスカー・ムリーリョ

manifestation
1986年コロンビア生まれ。10歳の時に家族でイギリスへ移住し、2007年ウェストミンスター大学で美術の名誉学士号を取得、2012年ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。2015年には第56回ヴェネツィア・ビエンナーレに招待出品、2016年「あいちトリエンナーレ2016」、2017年第13回シャルジャ・ビエンナーレ(アラブ首長国連邦)など国際展に次々と参加。2019年にターナー賞を他3名のアーティストと同時受賞。移民としてのアイデンティティから出発し、国境を越え文化を超えて世界中を移動、コミュニティの概念を探求し続けている。その表現主義的なペインティングは、さまざまな場所で制作された作品を切り取り繋ぎ合わせたコラージュに、さらにエネルギッシュな描線を加えることで完成する。また、政治学者のクララ・デュブランと共に世界各地の学校で「フリクエンシーズ(周波)」を実施、子どもたちの創作が周波のように繋がり広がり、交流をもたらすプロジェクトとして、2021年に森美術館(東京)でも実施・展示された。