KICHIZAEMON RAKU XVI
十六代樂吉左衛門
1981年京都生まれ。2008年東京造形大学彫刻科卒業後、2009年に京都市伝統産業技術者研修・陶磁器コースを終了し、イギリスへ留学。2011年より樂家にて作陶に入り、2019年十六代吉左衞門を襲名。千利休の手引きによって初代長次郎にはじまった茶碗師・楽家は当代まで十六代、450年余にわたって茶の湯のために用いられる茶碗の祖として楽焼を作り続けてきた。千家の茶道を支える職能を継ぐ千家十職の一名跡として、豊臣秀吉に下賜された樂姓を名乗り、代々当主は吉左衞門を襲名する。轆轤を使わずに手捏ねと篦(の)による切削によって成形し、750~1100度程の低温で焼成される。土の鉄分によって発色する赤楽や、黒釉を用いて仕上げられる黒楽と呼ばれるものが広く知られる。